『請負う』ということ

請負うということは工事の完成物を図面通りに完全なカタチで責任を持って発注者に引き渡すということです。
完全なカタチで引き渡すまで、すべての責任は請負者が負います。
雨や風、台風といった天候の変化にも気を配り、工程や養生を検討することも請負うということに含まれます。
完成物に仕上げるまでに必要な資材、道具、消耗品も請負者がすべて準備をしなければなりません。
だれか他の人が壊してしまったとしても完成物を完全なカタチで引き渡すまでは請負者の管理のもとで直さなければなりません。
発注者の検査に合格しなければ補修や手直しもしなければなりません。
図面と違うものを作ってしまえば壊して作り直さなければなりません。
請負うということは、現場で作業をするということではありません。何度も言いますが完成物を引き渡すということです。
大袈裟かもしれませんが請負うということには責任と覚悟が必要です。
請負者は請けるということの意味を深く理解し、責任と覚悟を持って現場に向き合ってください。
現場の管理をする方は現場作業員の作っているものが図面通りにできているか、発注者に自信を持って引き渡すことのできる品質かを常に管理監督してください。
ひとりひとりの意識が工事の品質に反映されることを忘れないでください。
安全な作業で高い品質の完成物を発注者に自信を持って届けましょう。

六合木材株式会社
代表取締役 佐野徳郎

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